ボトムチニングでのおすすめワーム。先発ワーム選定、ローテーションについて。クロダイ(チヌ)キビレ

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ボトムチニングでのワーム選定、ローテーションについて

ボトムチニングでのワーム選定は、時期、水温、濁り、時間帯(周囲の明るさ)、魚の活性など様々な状況を判断し選定することとなります。

上記のような様々な状況からワームを選定するにあたり、ワームの大きさ、形状、波動の強弱、カラーなどからその場の状況に適合するものを考え使用します。

その為、普段釣れているワームが毎回釣れるという保証はありません。状況に応じてワームを選定し、ローテーションが必要となります。経験を積めば積むほどワームの選定、ローテーションの精度が高まります。

今回は、筆者の経験に基づき季節毎によく釣れたワームをご紹介します。以下の内容を一例として参考にして頂き、この記事を読んでいただいている方々独自のワームローテーションが生まれれば非常に嬉しいです。

時期ごとのワーム選定、ローテーションの基礎的な考え方

チヌ、キビレの適水温は、概ね15度位~27度位です。チヌとキビレで多少の適水温の違いはありますが、今回は概ねこのあたりという基準で説明させて頂きます。

チヌ、キビレはこの適水温から低温になったり、高温になりすぎると活性が下がります。この適水温の範囲ではある程度、どのようなワームでも釣れる可能性が高いのですが、適水温から外れるとワームの選定、ローテーションが重要になってきます。

ワーム選定、ローテーションの基礎的な考え方

➀ ハイシーズン(水温が適水温で概ね6月~11月中旬位)

最初の先発ワーム選定(ハイシーズン)
基本的に2.5インチ~3インチ位の実績があるワームを最初に使用し、濁り、周囲の明るさ(昼か夜か、曇りか晴れかなど)でカラーを選択すれば大丈夫です。(筆者はカラーについては、グリパン系かウォーターメロン系を殆どのケースで使用してます。雨や濁りが極めて強い場合にグリパンチャートを使うこともあります)

ハイシーズンは基本的に活性が高いので、小さなワーム(1インチ~1.5インチ位のもの)よりも2.5インチ以上のワームで広くサーチする方が効率が良いです。

最初に選定したワームで全くあたりが無い場合は、実績のあるものの中から形状、波動が違うワームに変更します。ショートバイトがある場合はカラーのみ変えるのも良いです。

ローテーションについて(ハイシーズン)
ハイシーズンでのローテーションの基準は、ワームの大きさを変えるよりもワームの形状、シルエット、波動を変えるほうが効果が高いです。

例えば、クレイジーフラッパー2.8インチのような強波動で、アームがバタバタするものを最初に使用した場合に、ショートバイトが多くなかなかフッキングに至らない場合は、大きさはそのままに微波動系のワームに変えると食ってくることが多々あります。

ジャッカルのワムワムのような虫系のワームに変えると急に食ってくることもあります。全然違うシルエットにすることも有効だとわかります。

② 11月下旬~12月の時期

水温が適水温の下限位あるので、天候等状況が良ければ、3インチ位の強波動系のワームを食ってくることも多いです。
しかし、雨が続いたりすると急に渋くなる場合もあるので、波動を弱くしたり、ワームのサイズを落とす工夫も必要な時期です。

最初に選定する先発ワーム(11月下旬~12月の時期)
事前に天気予報を見て(気温、日照条件など)、渋くなりそうなら最初から弱波動系を使用したり、サイズを多少落としても良いと思います。(クレイジーフラッパー2.4にするなど)

ローテーション(11月下旬~12月の時期)
3インチ位のワームから開始した場合に、あたりがなければ2インチ~2.5インチ位にサイズを落とすことも考慮する必要があります。

③ 1月~3月上旬位の時期

1年で最も厳しい季節ですが、居着きの個体や2月くらいから抱卵個体が寄ってくることもあり、全く釣れないことはありませんが、厳しい時期であるのは間違いないです。

最初に選定する先発ワーム(1月~3月上旬位の時期)
冬でも気温が高いタイミングで釣行できる場合は、強波動系の2インチ~2.5インチのワームでスタートしても良いです。

急に気温が下がって水温が低くなったり、夜以降水温が下がる場合はかなり渋くなります。そのような状況で釣りを行う場合は、なるべくナチュラルな弱波動系のワームを選定したり、パワークラブ、ガルプサンドワームのような集魚効果のあるワームを使用して食わせに特化させるのも良いです。

ローテーション(1月~3月上旬位の時期)
気温が高く状況が良い場合に、ショートバイトはあるけど、なかなか本あたりまで行かない場合は、同じくらいの大きさの弱波動系に変えたり、ワームのサイズを小さくします。

気温が下がって渋い時や、最初に選定したワームで全くあたりが無い場合は、1インチクラスのワームに変えるか、パワークラブ、ガルプサンドワームを使うことを検討します。

以上が最初のワーム選定、ローテーションの考え方の一例となります。
実際は、もっと色んな状況がある中試行錯誤してますが、基礎的な考えとしては以上のような内容になります。

先発するおすすめワーム

➀ ハイシーズン(先発ワーム)
クレイジーフラッパー2.8(クレイジーフラッパーの詳細記事です。ぜひご覧ください)

リトルスパイダー3(リトルスパイダーの詳細記事です。ぜひご覧ください)

ボトルシュリンプSW3(ボトルシュリンプSWの詳細記事です。ぜひご覧ください)

アーバンシュリンプ2.8(アーバンシュリンプの詳細記事です。ぜひご覧ください)

アーバンクローラー2.5(アーバンクローラーの詳細記事です。ぜひご覧ください)



ハイシーズンは、以上のワームならどれからスタートしてもいいと思います。
初心者の方で何から使っていいのかわからない方はクレイジーフラッパー2.8から使用することをおすすめします。最初に強波動系のワームを使用するメリットは、魚を寄せる効果があり、広くサーチすることが出来ることです。
魚の有無を早く判断できる効果があります。

② 11月下旬〜12月(先発ワーム)

気温が高めで水温が安定してる時期は、上記ハイシーズンの先発ワームと同じでOKです。

雨が続いたり、12月に寒波が来て水温が下がった場合
クレイジーフラッパー2.4
リトルスパイダー3
ボトルシュリンプSW2.4


アーバンシュリンプ2.4
ハリーシュリンプ3(ハリーシュリンプの詳細記事です。ぜひご覧ください)


迷ってなかなか決まらない場合は、クレイジーフラッパー2.4がおすすめです。

③ 1月〜3月(先発ワーム)
クレイジーフラッパー2.4
リトルスパイダー3
ボトルシュリンプSW2.4
ハリーシュリンプ3

ちびチヌムシ1.5(ちびチヌムシの詳細記事です。ぜひご覧だください)


どうしても釣りたい時は、最初からちびチヌヘッド+パワークラブ、ガルプサンドワーム2
パワークラブの詳細記事です。ぜひご覧ください。

ガルプサンドワームの詳細記事です。ぜひご覧ください。

ちびチヌヘッドの詳細記事です。ぜひご覧ください。

ローテーションおすすめワーム

➀ ハイシーズン(ローテーションワーム)
上記ハイシーズン先発ワームからどれでもOKです。早めにどんどん変える方が良いと思います。
そしてもう一つローテーションに加えたいのが、ジャッカルのワムワム60です。クロー系、ホッグ系で釣れない場合に、これを投げると釣れることが多々あります。

ワムワムの解説記事です。ぜひご覧ください。



② 11月下旬~12月(ローテーションワーム)
気温が安定し、水温が下がってない場合は、上記ハイシーズンのローテーション(ハイシーズンの先発ワーム)と同様で大丈夫です。

雨が続いたり、12月に寒波が来て水温が下がった場合
クレイジーフラッパー2.4
リトルスパイダー3
ボトルシュリンプSW2.4
アーバンシュリンプ2.4
ワムワム60
ちびチヌムシ1.5


この時期はまだパワークラブ、ガルプサンドワームのような集魚剤系は使用しないでも釣れる時期です。

③ 1月~3月(ローテーションワーム)
上記の1月~3月の先発ワームから使ってないものに変えるか、パワークラブ、ガルプサンドワームなどの集魚効果のあるものに変更する。

まとめ

以上、ボトムチニングにおける先発ワーム選定、ローテーションについてでした。状況に応じたワーム選定は釣果に大きく影響を与えます。

特にやって頂きたいことは、1つのワームで粘りすぎないことです。色々試すことでチヌの反応の変化に気づくことがあります。
また、色んなワームを使ってみるとそれぞれのワームの特性がわかり、ワームによって動かし方を変えたりすると実力も自然と向上します。

上記内容を一例として参考にして頂き、自分だけのものを見つけて頂ければ、更にチニングが楽しくなると思います。