ジャッカル ブリーカースリットクローでチニングをしよう! スペック、特徴、使い方。チヌ、キビレ。

本記事はアフェリエイトを含む記事です。

ブリーカースリットクローとは

ブリーカースリットクローとは、ジャッカルさんより販売されているチニング用ワームです。

主な特徴として
1 アームの爪先がシャッドテールの形状となり水噛みが良い。

2 スリットが入った柔らかく分厚いアームが遅れて倒れ込み水押しによるアピールができる。

3 胴体にも深いリブが入っており、アームのみならずボディ全体で波動を出しアピールする。

4 サイズが2.2インチとコンパクトなサイズなので食い渋っているチヌでも深いバイトが得られる。

5 オフセットフックの針先を隠しやすい形状となっている。

以上が主な特徴となります。
実際に使ってみての印象として、マテリアルが柔らかいにもかかわらず耐久性が強く、1つのワームが長持ちします。

アピール力の強さは、同ジャッカルさんのチャンクローよりややナチュラルで、ウェーバーシュリンプよりやや強いという印象です。
コンパクトサイズでありながらアピール力も備えているという印象を感じました。

飛距離も平均的で普通に問題無く飛びます。特に使用上使いづらい印象は無かったです。

サイズが2.2インチですが、♯2のオフセットフックがセット出来ますのでフッキングやその後のファイトでのやりとりも強気に安心して行えます。

同じジャッカルさんより販売されているブリーカーボトムスイッチとも相性抜群です。もちろん通常のフリーリグ用シンカーにオフセットフックをセットする方法でも問題無く使用できます。

スペック、特徴

サイズ
2.2インチ 約5.58㎝

メーカー推奨オフセットフックサイズ
♯1~2
筆者はキロフックの♯2を使用してます。♯2が丁度良く感じます。

2.2インチというサイズにも関わらず、♯2、♯1がセットできる理由として、アームの付け根の部分がボディのやや後方に設定されていることが要因となります。

2.2インチの割には、ボディが比較的長く、体高も高い為、存在感がしっかりあるけど、全体のサイズが2.2インチというコンパクトなサイズにまとめているのはすごいなと感じました。

3インチ前後のワームでショートバイトが多く、なかなかのらない時は、フック交換をせずにワームのサイズを落とせるので非常に使い勝手が良いと感じました。

入数
8本
カラーバリエーション
カラーバリエーションについてはジャッカルさんのホームページ参照

おすすめカラーはグリーンパンプキンペッパーとライトウォーターメロンペッパーがおすすめです。
やや濁りがある時はグリパンで、澄潮の時はウォーターメロンの使い分けでOKです。

1種類のみ購入したい方はグリパンを購入してください。グリパンはどのシチュエーションでも対応でき、昼夜問わず使用できます。

特徴
アピール力(波動)
波動の強さは、強波動と微波動の中間のイメージです。同ジャッカルさんのチャンクローとウェーバーシュリンプの中間の波動という印象です。

実際に水中の動きを見るとアーム先端の爪の部分がシャッドテールの形状となっており、ズル引きの際にそのシャッドテールが水を噛んでよく動きます。

アーム自体にスリット(切れ目)が入っており、アクションした際に水が通る形状となってます。このスリットの影響でアームが柔らかく柔軟な動きを演出してます。

ボトムバンプやズル引き後のステイをした際は、分厚いアームが遅れて倒れ込むことで、ナチュラルな水押しによる波動で魚にアピールすることも出来ます。

コンパクトボディに、ズル引き時はシャッドテールの水掻きによる強いアピール力、ステイ時は分厚いアームによるナチュラルな水押と、両方を兼ね備えているオールラウンドなワームとなります。

飛距離について
飛距離は問題無くよく飛びます。分厚いアームが空気抵抗となりあまり飛ばないのではと考えてましたが、問題無く飛びます。

耐久性について
柔らかいマテリアルの割に耐久性は良いです。このワームを使用して最初に気づいた点でした。
1本が長持ちする印象です。

フレイバー(匂い)
匂いはあまり感じません。何らかの集魚剤が入っているかは不明です。

全体的な感想
全体的にまとまりが良く、オールラウンドに使い勝手が良いワームという印象です。アームのスリットは他のワームには無いギミックで他のワームとの差別化が図られていると思います。

リグについて

本ワームはフリーリグ専用ワームとして開発されてますので、フリーリグを基本としてフック、シンカーを選定すると良いと思います。

また、本ワームは同メーカーのジャッカルさんより同時に販売された、ブリーカーボトムスイッチというリグが推奨されておりますので、合わせてご紹介いたします。

筆者の感想としては、ブリーカーボトムスイッチもかなり使いやすいですが、通常のフリーリグでも全く問題無く使用できますので、両方試してみて好きな方を選べばいいかなと思います。

ちなみに筆者は、キロフックとデコイシンカーの組み合わせをメインに使用してます。

おすすめオフセットフック
デコイ キロフック worm17 ♯2

安価である程度どこの釣具店さんにも置いており購入しやすいです。耐久性も強靭性も強く本ワームに丁度良い大きさです。

おすすめシンカー
デコイ Stickシンカー DSー6 5g~9g
こちらも安価である程度どこの釣具店さんにも置いてます。使いやすいのでおすすめです。

ジャッカル ブリーカーボトムスイッチ
こちらは本ワームと同時に販売された推奨リグです。
多くのギミックが満載の非常に使えるリグです。ガードが設置されており根がかりも少なく、ラインを切らずにシンカー交換が可能です。

こちらはブリーカーボトムスイッチの詳しい記事となります。ぜひご覧ください。

アクションなど

ズル引きについて
ボトムチニングの基本の動作です。すぐに根がかるようなハードボトムでは、なるべく底を切らさないようにロッドを煽って多少浮かせたり、岩の真上をコツコツと当てながら巻くなど対応が必要です。

ズル引き中に時折食わせの間を与える意味でストップを入れるとゴン!と食ってくることがあります。

厳冬期など時期によっては、1回転5秒位かけてスローに巻くこともあります。水温、水深、濁り、風の強さなど様々な状況の変化に合わせて巻きスピードを調整する必要があります。

ボトムバンプ
ボトムバンプは、ズル引き中に時折、20㎝~30㎝ワームを跳ね上げて落とすことを言います。
目的は、リアクションでバイトさせること、離れた魚に気づかせることとなります。
あまりやりすぎるとスレますので、時々やる意識で良いと思います。

シェイク
シェイクは、ワームを小刻みに震えるように動かすことです。
コツとしては、ラインのみを張って緩めるを繰り返します。ワーム自体を動かすイメージだと動きが大きくなり、小刻みな動きになりません。

効果としては、移動距離を抑えてアピールできることです。手前で回収する際にシェイクで移動距離を抑えつつ、アピールしながら引くことが可能です。

まとめ

以上ブリーカースリットクローの解説でした。スリットの入ったアーム部分、ボディにも深いリブが入っており、ボディ全体で波動を生み出しアピールするワームです。

また2.2インチというサイズ感で食わせの要素もあわせ持ち、チヌの活性が低いときでも使用できます。

ジャッカルさんは、チニング関係の商品をリリースして長い年月が経ちますが、これまでリリースした商品の良い部分がこのワームに集約されているようにも感じます。

ぜひ一度ご使用いただきたいワームです。