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ブローウィン!80Sとは
ブローウィン!80Sとは、ブルーブルーさんのシンキングミノーです。サイズは、本記事でご紹介する80Sと、110S、125F、140S、140J(ジャーキングエディション)、165Fまで種類があります。
念のため、Sはシンキング(沈む)、Fはフローティング(浮く)となります。
今回は、シリーズ中もっとも小さなモデルである80Sのご紹介です。サイズが80mmとライトゲームの延長として使いやすいサイズ感です。食い渋った魚にも違和感無く食わせる能力もあります。
以下メーカー表記の概略
しっかり飛ぶ、しっかり泳ぐ!!ダブルアクション!
ブローウィン!140Sのミニサイズ!魚を魅了する動きはしっかりと継承!!
タングステンウエイト採用!
しっかり飛んでしっかり泳ぐ!
あらゆる魚種に効くダブルアクション!!(S字、ウォブンロール)
横風、向かい風でもよく飛び、S字軌道のダブルアクション。釣る為の基本動作をきっちりと高めた。
着水後、重心移動のウエイトを返すと(重要)シンキング設定ながらサスペンドに近いほどゆっくりとしたフォールを見せ、潜行深度は1m程だが、スローリトリーブで特有のS字軌道を緩やかに描きながら、ナチュラルなウォブンロールで泳ぐダブルアクションを搭載。
細身のシルエットが食い渋るターゲットの食性を刺激するのです。すなわち80Sでもブローウィン最大の喰わせ技である置いて流すが可能となります。
以上がメーカー表記の概略となります。
実際に使用した感想としては、まず重要なのは、上記記載のメーカー表記内容をしっかり読んで内容を理解することが重要だと改めて思いました。
結論から言うと、活性の高いシーバスが投げた場所に居ればただ巻きするだけでも十分釣れます。
浅場で投げるとチヌも居れば積極的に食ってきます。
しかし、いつも良い状況だとは限らないのが釣りの難しいところです。なのでシーバスがいそうなところにドリフトでルアーを送ったり、ジャーキングで反応させたりします。
本ルアーは着水後、ウエイトを戻すことでフォールスピードがサスペンド並みにスローとなるので、流れに乗せた時に沈み過ぎず、ある程度のレンジをキープした状態で流れの中を漂わせることが出来ます。
流れの中をデッドスローで漂うなか、弱々しくS字軌道を描きつつ、ウォブンロールします。(ダブルアクション)この自然な動きと細身のシルエットが相まって食い渋ったシーバスなどにもよく効くアクションとなります。
そして本ルアーの有名なアクションとして『ジャーキング』がございますが、この80Sでも非常に良いジャークアクションをしてくれます。
しかし、どの状況下でもジャーキングに固執しすぎると全くバイトが得られない結果になる恐れがあります。
あくまでもただ巻きを基本としつつ、状況を見ながらドリフトやジャーキングを織り交ぜるような認識が重要だと思いました。
正直私は、各種動画を見ていると本ルアーが、ジャーキング専用機のような感覚になって、購入後最初から下手なジャーキングをしてボウズを食らいました。そもそもただ巻きで釣れるのか?と半信半疑になるような感覚になりました。
しかし、後日ただ巻きを中心に組み立てたら、いきなりチヌ2枚とシーバス2本が同じ日に連続で釣れました。やはりメーカーの製作意図やルアー釣りの基本が重要なのだなと改めて知ることができたルアーと言えます。
最初は多少難しく感じるかもしれませんが、上記にも記載しているように基本的にただ巻きで十分釣れます。なので、あまり深く考えずに購入してみてはいかがでしょうか。
スペック、特徴など
全長
80mm
重さ
8g
フック
♯8×2
レンジ
約100㎝
カラーバリエーション
カラーについては、ブルーブルーさんのホームページを参照下さい。
筆者はゴールドサバで夜によく釣れました。
飛距離
飛距離は8gのミノーにしてはよく飛ぶ方だと思います。
どちらかというとあまり飛距離が必要無い小~中規模河川などが向いていると思います。
オープンエリアでは、手前にイナッコが溜まっていたり、何らかのベイトがバシャバシャやっているような場所で、手前に可能性がある場所を打っていったほうが良いと思います。
アクションについて
アクションはややS字を描きつつロールアクションするようなイメージです。
比較的ゆっくり巻いてもロール+S字アクションしてます。早巻すると細かいピッチでバタバタとアクションします。
ただ巻きでも巻きスピードの変化で多彩な動きを演出出来ますので、一度明るい時間にチェックして使用してください。
ジャーキング、トゥイッチの動き
本ルアーはジャーキングの動きが良いことで有名ですが、本当に良い動きをすると思います。
横への動きの切れはもちろんですが、ジャーキングの合間の水中でフワッと留まる感じがひじょうに良いアクセントとなります。
他のルアーと比べて、サスペンドのように水中で留まることが出来ます。
トゥイッチについても細かく不規則に動くベイトのような動きをしてくれます。
フォールでの注意点
キャストして着水したら必ずロッドを煽ってタングステンウエイトを前方に返してください。
そうしないとフォール姿勢が尻下がりになります。
ウエイトを返すとルアーがほぼ水平で良い姿勢でゆっくり沈みます。
使い方
ただ巻きについて
本ルアーはただ巻きするにしても、巻きスピードで動きに変化を与えることが出来ます。スロー~高速巻きまで明るい時間に動きをチェックして頂き、状況に応じて巻きスピードを調整すると良いです。
ジャーキングについて
本ルアーの代名詞ともいえるアクションですが、単純にジャーキングしてれば釣れるという訳では無く、どこに魚がいるか解りづらいときや、いるのは分かっているけどなかなか食ってこないときなどにリアクションで反応させたり意図をもってやるアクションとなります。
また、ジャーキングについては、しっかりルアーが横に動いてないと魚が反応しないしません。なので明るい時間にしっかり練習してイメージする動きが出来るようにしたほうが良いと思います。
こつとしては、しっかりラインスラッグ(ラインの緩み)をつくり、ルアーが水を切り裂くようにラインを張ることが重要です。ラインが張った状態でルアーを引くと、ただルアーを引っ張っているだけの動きとなり、ルアーが瞬間的に横に移動する動きを演出出来ません。
なのでラインスラッグをつくることは常に意識して行って頂ければと思います。
正直、筆者はあまりジャーキングが上手ではありませんので、出来ればブルーブルーさんのプロの方のジャーキング講座の動画を参考にして頂ければと思います。
チヌを狙う場合について
チヌを狙う場合はなるべくシャロ―(浅い場所)で、チヌがついていることが想定できる障害物がある場所(護岸の際、石がゴロゴロ転がっている場所など)を狙うと釣れる可能性があります。
筆者の感覚としては、激浅といえる位浅い方が良いと思ってます。水深は50㎝位で、早巻するとボトムにコンッコンッと当たる位の場所が良いと思います。
例えばボラがバシャバシャやっていたり、浅場で魚の波紋がモワモワしているような場所が釣れるイメージがあります。
まとめ
以上ブローウィン!80Sの解説でした。このルアーの本領を発揮する部分としては、スイム時のS字、ウォブンロールによるダブルアクションだと思います。
デッドスローでのドリフトでも僅かにダブルアクションして魚を誘い喰わせ効果を発揮します。
代名詞であるジャーキングは難しいので使うのに躊躇する方もいるかもしれませんが、普通のミノー感覚で気軽に使ってみても釣れることがわかると思います。
ぜひ一度ご使用下さい。