デコイ スイッチヘッドでチニング!フットボール型ジョイント式シンカー。ワームの姿勢が安定し根掛かり回避性能有。スペック、特徴、セット方法。

本記事はアフェリエイトを含む記事です。

スイッチヘッドとは

スイッチヘッドとは、カツイチという主にフックやシンカーを販売しているメーカーの「デコイ」というルアーフィッシング専用ブランドから販売されているフットボール型ジョイント式シンカーです。

形状がフットボールの様に横広く楕円形状になっており、スライド式のピンを抜いてお好みのオフセットフックやストレートフックなどをセットして使用します。

スイッチヘッドは前後が違う形状となっており、ピンを取り付ける方向を変えることで、すり抜け性能に優れたスナッグレスモード、あえてスタックさせて移動距離を抑えてアピールするスタックモードに切り替えることが出来ます。

引用先:カツイチホームページより引用

まとめると
・お好みのオフセットフック・ストレートフックを装着可能なスライドピン式ジョイントヘッド
・前後を入れ替えて使用できるスイッチシステム採用
・それぞれの向きで異なる特性を発揮するデルタ形状のフットボールヘッド。
以上のような特性があります。

重さもノーマルタイプで3.5g~14gまで幅広くリリースされており、ヘビーウエイトモデルは18g以上のタイプもあります。

チニングにおいてはノーマルタイプのみが対象になると思いますので、本記事ではヘビーウエイトモデルの詳細は割愛させて頂きます。

そして注意点として、必ず細身のラジオペンチを合わせてご用意ください。スライド式のピンの脱着が素手では固くてできないのでラジオペンチをご用意頂く必要があります。なるべく細身のほうが使いやすいと思います。(ダイソーで購入したものでOKです)

フットボール型シンカーを使う利点としては以下のメリットがあげられます。
・ワームの姿勢が安定しフックを上向きに維持できる。(スティックタイプのシンカーだとワームがひっくり返ることが多々あります)
・フックを上向きに維持しやすい為バイト時にフッキングしやすい。
・シンカーが岩などにあたった感覚が手元に伝わりやすいので挟まる前に回避出来る。
・スティックタイプのシンカーに比べシンカーが横広いので岩の狭い隙間に吸い込まれにくい。
このようなメリットがあります。

但し、スティックタイプのフリーリグシンカーに比べてハードボトムでの全体的なすり抜け性能は、シンカーの根に対する設置面積が広い分多少劣るように感じます。

なので場所によってフットボール型シンカーとスティックタイプのフリーリグシンカーを使い分けることが望ましいと思います。

そしてスイッチヘッドは独自のスライド式ピンがあります。このピンが緩くなって抜けやすくなったらラジオペンチでピンを広げて調整する必要があります。

普段チニングをしていてあたりはあるけどフッキングに持ち込めない場合があると思います。こちらのシンカーを使うことでその状況を打開できることもありチニングの選択肢が広がりますので是非ご使用頂ければと思います。

スペック、特徴

サイズ(g)
3.5g、5g、7g、9g、11g、14g
チニングだと5g〜11gが使いやすいと思います。

入り数
3.5g、5g 5個入
7g、9g 4個入
11g、14g 3個入

対応オフセットフック(デコイキロフック基準)
ノーマルタイプ全サイズ♯6〜♯5/0に対応
チニングでは♯3〜♯1/0くらいまでがよく使うサイズだと思いますのでチニングで使うフックであれば殆ど合うと思います。

特徴
メリット
・シンカーのデルタ状になっている部分が進行方向に向くようにセットすれば根がかり回避性能が上がる。(チニングの場合はこの向き一択で良いと思います)
・ジグヘッドと違いお好みのサイズのフックをセット・交換できる。またフックが固定されてなく半固定状態で動きに自由度ありバイト時からやり取りの際にチヌの動きに追従しバレにくいです。

・ワームの姿勢が安定しフックを上向きに維持できる。
・フックを上向きに維持しやすい為バイト時にフッキングしやすい。
・シンカーが岩などにあたった感覚が手元に伝わりやすいので挟まる前に回避出来る。ボトムにタッチした際の感度が非常に良い。
・スティックタイプのシンカーに比べシンカーが横広いので狭い岩の隙間に吸い込まれにくい。

デメリット
・スティックタイプのフリーリグシンカーに比べてハードボトムでの全体的なすり抜け性能は多少劣るように感じる。
・ラジオペンチが必要なので多少手間を感じる。新品一回目のピン抜きがすごくかたく感じる。二回目の脱着から引き抜き易くなる。

飛距離について
特に問題無しです。フットボール型でも特に問題ありません。

スライドピンの脱着・フック交換など
最初は多少慣れが必要ですが1回やれば慣れます。ラジオペンチが必須です。

耐久性
シンカー自体の耐久性は全く問題無いです。
スライドピンが使っていくうちに多少緩んできますが、ラジオペンチでピンを広げることで元に戻ります。

チヌがかかった後にシンカーからピンが抜けることがありますが、フッキング後の抜けは全く影響はありません。後でもとに戻せば良いです。(フッキング後のピン抜けは1回だけありました)

メーカーのホームページにスナップにシンカーをセットすればピンの抜け防止になると記載がありましたが、フッキング後以外はピンの抜けは今の所無いのでスナップは使用してません。

おすすめのフック

デコイ キロフック worm17
スイッチヘッドと同メーカーのデコイさんの定番オフセットフックです。
こちらをセットする前提で設計されてますので安心して使用できるオフセットフックです。

安価でどこの釣具店でも購入できるのでおすすめです。耐久性、強靭性など問題無しです。

キロフックの解説記事です。ぜひご覧ください。

がまかつ 触角フック
根がかり回避性能の高いストレートフックです。多少高額ではありますが通常のストレートフックに比べて根がかりしにくくショートバイトでもフッキングに持ち込めます。

チヌの活性が低くショートバイトばかりでオフセットフックではなかなかのらない時でもこのフックならフッキングに持ち込めることが多いです。また刺さりが良く耐久性が非常に強いです。伸ばされることは殆どありません。

触角フックの解説記事です。ぜひご覧下さい。

リグのセット方法

セット方法について説明致します。
まずラジオペンチでこのようにシンカーを持ちます

スライドピンを引き抜きますが、かたい場合はラジオペンチの先の部分をピンに入れて引くと抜きやすいです。

スライドピンにフックをセットします。ピンのリングが大きい方にフックをセットします。

シンカーにスライドピンを押し込みます。画像の状態はスナッグレスモードです。根がかりしにくいようにシンカーのデルタ状になっている部分が進行方向になるようセットしてます。

ワームをセットして完成です。

まとめ

以上スイッチヘッドの解説でした。チニングをしている中で通常のフリーリグでは居るのはわかっているのに食ってこないなど困った場面で、ワームローテーションも重要ですが、ワームの姿勢を安定させることで魚に違和感を与えず食ってくることもあります。

特に冬など魚の警戒心が強い時期は特に姿勢の安定性が釣果を分けることがありますので、一度使って頂き選択肢の幅を広げて頂ければと思います。