アジングで釣る為の基礎知識、時期、水温、釣る場所、ルアーなど

本記事はアフィリエイトを含む記事です。

アジングの概要

アジングとは、ルアーでアジを狙う釣り方のことです。ルアーは大きく分けて、ジグヘッド+ワームでのジグ単という釣り方と、プラグなどハードルアーでの釣り方があります。

今回はジグ単での釣り方の解説記事となります。

ジグ単においては、飛距離が弱点となる部分があり、それを補う為に、フロートという浮きを使用して沖のアジを狙う方法もあります。

アジを狙うにあたって大事なことは、回遊魚であることを認識すること
個体によって、居着きのアジもいますが、多くが回遊している個体となるので、基本的にじっとしてない魚であることを意識して立ち回る必要があります。

また、アジが捕食する水温の範囲、回遊する場所、アジを狙う時期などを総合的に判断します。

以上の点を踏まえて以下解説させて頂きます。

アジの適水温及び産卵期、釣る時期、ハイシーズンについて

アジの適水温はおおまかに16度位~26度位の範囲です。左記水温の範囲で積極的に捕食すると言われてます。結論としてこの水温の範囲の時期(ハイシーズン)がもっとも釣りやすい時期と言えます。

釣れる時期が何月~何月というのは水温が地域によって差があるので、各エリアの水温の状況で時期を判断してただければと思います。

また、上記範囲でしか釣れないということではありません。あくまでも適水温は積極的に捕食行動を行う水温であり、多くの釣り人が釣りやすい時期ということです。適水温から外れても当然アジは生きる為に捕食してます。

アジも生きて行かないといけないので年中捕食してますが、他の魚と同様変温動物であるため、水温が下がっていくと代謝が低くなる影響で捕食の回数が減り、捕食するタイミングが限られてきます。釣り人にとっては釣りにくい状況になります。

特に冬は人が立てる範囲の浅場より、深場の方が水温が安定する為、深場を中心に回遊している個体が多く、僅かに残った居着きの個体を狙う釣りになるとチャンスが少なくなるということです。

但し、冬でも全くチャンスが無い訳ではなく、天候の良い日が続いて浅場の水温が上がったタイミングでアジが入ってくることもあるので、立ち回り方によっては、よく釣れる日もあります。

そして重要なこととしてアジの産卵時期があります。
アジは水温が16度~20度を超えるあたりで産卵行動に入ります。産卵前は荒食い時期で、産卵に備えて体力をつける為、捕食活動が活発になり浅場に回ってきます。産卵後一定期間経過後は、消耗した体力を回復する為、捕食が活発になります。

各エリアで上記適水温をもとに、ハイシーズンに狙うのも良いですし、産卵前後の荒食い時期を狙ったり、冬の厳冬期でも水温の高くなるタイミングを狙って釣りをするなど工夫することで釣果が高まります。

産卵時期については水温の関係で、地域によってずれがあります。
九州南部など、早いところで1月位から産卵期に入るエリアもあります。

アジを釣る場所

アジを狙う場所については、アジが捕食するベイトの動きから考察すると場所が絞れてきます。

アジは、基本的にオキアミやイワシの稚魚などマイクロベイトも捕食しており、そのような捕食対象となるエサがいる場所を回ってます。

むやみに回遊しているわけでは無いということですね。なので、オキアミなどが浮遊する場所、イワシなどのマイクロベイトが回ってくる場所、時期などを把握してアジが回遊する場所を狙い撃つような立ち回りとなります。

以上の内容を考慮し場所を選定すると以下のような場所が有力となります。
・夜常夜灯の明かりがある場所(オキアミなどプランクトンが集まってくる)
・イワシの稚魚がよって来る場所(光に寄る習性があるので常夜灯のある漁港、堤防など)

結果としてオキアミやイワシの稚魚が集まる常夜灯の周辺がアジの集まりやすい場所ということがわかります。

場所の選定にあたり、その他流れや、地形変化など様々な条件をもとに考察し場所を選定するのは、中級者以上になってからでも良いですので、最初は常夜灯のある場所をランガンするのがおすすめです。

常夜灯のある場所での狙う場所については、常夜灯の光があたる場所と影になる場所の境を通してください。アジは影からベイトを狙ってますので、明暗の境を通すと効率が良いです。
明かりの中でもボトムに着いて狙っていることもあるので明かりの内部も無視はできないですが。

レンジについて

レンジの攻略は非常に重要な要素です。特に冬や春先などの厳しい時期は注意が必要です。

以前参考となる経験がありました。
3月の初旬から中旬頃で、なかなか釣れない時期に必死にジグ単を投げましたが、釣れない日々が数日続きました。
その時期は夜表層を大量の小魚がバシャバシャやってた頃で、トップ付近を引いてばかりいました。

全く釣れないので、試しに同じ場所で夕まづめにサビキ仕掛けをボトムまで落としてみたらアジが1匹釣れました。
アジングに切り替えてボトム中心に探っていたらなんとか1匹だけ釣れました。しかも壁際でした。

アジはいないと思っていましたが、いないと決めつけてただけで、意外といることもあるんですね。

なのでアジングを行うにあたっては、目に見える情報だけに囚われず、表層~中層~ボトムまでしっかり通すことが大事だと思います。

あと前だけでなく、壁際などもアジが着いているいることがありますので、壁際もしっかり探って頂ければと思います。

アジが良く釣れるルアー、ジグヘッドについて

ワーム選定にあたり事前に重要なポイントとして、アジは吸い込みバイトをします。なので吸い込みやすいものをセレクトする必要がある為、以下のワームは、柔らかく、サイズも1.5インチ~2インチ位のものを選びました。

おすすめのワーム

エコギア アジ職人 アジマスト
このワームは常にアジング用ワームランキングのトップ付近に名を連ねているワームです。
非常に吸い込みやすい構造のワームです。

柔らかさ、素材の質などトップクラスです。ぜひご使用下さい!

アジマストの解説記事です。ぜひご覧ください。

reins アジアダー 2インチ
これは超スタンダードなよく釣れるワームです。柔らかく細身の為アジの食いが良いです。
筆者はこれをまず投げて探ることが多いです。

アジアダーの解説記事です。ぜひご覧ください。

reins アジリンガー 1.5インチ
これもreinsさんのワームですが、アジアダーでショートバイトが続いてなかなかのらないときはこれに変えます。
アジリンガー単体でも良く釣れます。

アジリンガーの解説記事です。ぜひご覧ください。

ケイテック イージーシェイカー 2.5インチ
昨今、アジングで大人気になったブックバス用のワームです。非常に柔らかい素材で、ただ巻きでも艶めかしい動きでアジを寄せます。
動きが非常に良いワームです。2.5インチですが、2インチ位にカットしても良いです。

イージーシェイカーの解説記事です。ぜひご覧ください。

おすすめのジグヘッド

ダイワ 月下美人 アジングジグヘッド(鉛タイプ)
こちらはダイワさんのジグヘッドです。かなり使いやすいです。ある程度どこの釣具店にも置いてるので購入しやすいです。最初は引き抵抗を感じられる2g位がおすすめです。

月下美人アジングジグヘッドの解説記事です。ぜひご覧ください。

ジグ単でのアジの釣り方・アクション

アジは基本的に動きがあると反応が良いように感じます。

メバルはただ巻きが中心となりますが、アジはただ巻きしながらリフトアンドフォールやトゥイッチ、シェイクなどを織り交ぜて釣っていくことが良いと思います。

ハイシーズンは特に動きに反応するようなイメージがあります。但し、スレた時や、水温が下がったタイミングなどは浮遊するようなスローな状況を作った方が釣れることも多いです。

リフトアンドフォール、トゥイッチ、シェイクと言ってもなかなか難しいという場合は、ただ巻きしながら、途中で竿先をチョンチョンとワームを少し跳ね上げて、落とすを繰り返すだけで良いと思います。

フォールで食ってきますので、チョンチョンと上げて落とすときにラインを多少張った状態にすればあたりが取りやすいです。

まとめ

以上アジングについての解説でした。アジングは難しいイメージを持っている方もいると思いますが、状況がはまれば簡単に数釣りが出来る釣りでもあります。

タックルも竿、リール、ジグヘッドとワームだけでお手軽な釣りですので、上記内容を参考にぜひチャレンジして頂きたいと思います。