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ダイワ アーバンシュリンプとは
アーバンシュリンプとは、ダイワさんのシルバーウルフというチニングを専門としたブランドのルアー（ワーム）です。ワームを監修しているのはチニングの第一人者とも言われる『もりぞー』さんです。
形状は、ボトムチニングで主に使用されているクロー系、ホッグ系、シュリンプ系ワームの内のシュリンプ（エビ）系に該当します。
上記3種類の形状の中では、最も、ナチュラルな波動となり、冬で活性の低い状況や、チヌが食い渋っている状況でも自然に誘うことが可能となります。
実際使用して水中をズル引きして見てもエビにしか見えないくらいの動きです。ズル引きをしつつ多少跳ね上げる動作（ボトムバンプ）などを入れることでリアクションバイトも得ることが出来ます。
また、本ワームは腰の部分が折れやすい設計となっており、フッキングした際に綺麗に曲がって、フッキングを妨げない形状となっております。
スペック及び特徴
サイズ
2.4インチ 61ｍｍ
2.8インチ 72ｍｍ
この2種類については、サイズ違いだけでは無く、形状が多少異なります。
2.4インチはサイズが小さいですが、足が増えて、手の爪の部分が太くなり、全体的にボリュームアップしてます。
数量
2.4インチ、2.8インチともに8尾入り
適合オフセットフック
メーカー表記
2.4インチ シルバーウルフ SSワイドオフセット ♯３
2.8インチ シルバーウルフ SSワイドオフセット ♯２、♯１
筆者使用フック
2.4インチ デコイ キロフック ♯３
2.8インチ デコイ キロフック ♯２ シルバーウルフSSワイドオフセット ♯２
フックについては、オフセットフックを前提に記載しました。
オフセットフックはメーカーによって同じ番手でも多少大きさに違いがあるので、上記記載のものであれば問題無く使えます。
シルバーウルフのワイドオフセットは、ゲイプ部分が広いのでワームの位置が多少高くなります。
ボトムにべったりつけたい場合はキロフックを使用し、多少目立たせたい場合はワイドオフセットを使用する場合があります。
カラーバリエーション
2.4インチ、2.8インチともに10種類
おすすめカラー
グリーンパンプキン これだけでもOKというくらい昼夜、濁り状況問わず釣れます。
淀川スペシャル グリパンより目立たせたいときに使用します。かなり実績の高いカラーです。
カラーについては、いろいろ揃えるのも大変ですので、とりあえず上記２つのカラーを購入すれば良いと思います。
匂いについて
比較的強い匂いがついてます。ダイワさん独自のアミノXという成分が練り込まれているようです。
波動
波動はナチュラル系の波動となります。水流を受け流すような波動となり。手の爪の部分がわずかにぴりぴり動きます。
飛距離
飛距離はよく飛びます。触手部分が空気抵抗を受けにくい構造となりますのでよく飛びます。
マテリアルの質（材質）
マテリアルはしっかりしており、何度か使用しても裂けにくいです。
オフセットフックの針先を隠す部分も簡単に抜けません。チヌが前あたりでガツ！と噛んだ場合に針先がワームから出てワームがずれることがあります。
その際に追加バイトが得られないことがありますが、本ワームは前あたりでは簡単にずれないところが良い面ですね。
更に、フッキングを行った場合は、腰のくびれが意図的に曲がるような設計となっており、綺麗にワームが折れてフッキングを妨げない構造となってます。
リグについて
リグについては、本ワームがフリーリグで使用することを想定して造られているので、以下フリーリグの説明をさせて頂きます。
作り方は簡単です。
フックを付ける前に、デコイなどのフリーリグ用シンカー５ｇ～１０ｇ位をラインに通します。
上記推奨サイズのオフセットフックをセットする。
以上これだけとなります。シンカーの重さについては、アングラー様の釣りをするエリアの水深、魚のいる位置などで適宜セレクトして頂ければと思います。
また、チニングの第一人者である『もりぞー』さんについては、シンカーをセットする前に、シンカーストッパーをセットしてシンカーを入れる方法をとっているようです。
シンカーストッパーをつけることで、ワームをボトムに早く落とすことが可能となり、ボトムバンプした時にワームがめりはりのある動きになり、リアクションバイトが取りやすくなるメリットがあります。
シンカーストッパーを付けるかは、個人の好みの部分があると思いますので、色々試してはいかがでしょうか。
釣り方
釣り方については、ボトムチニングにおける基本的な内容となります。
ズル引き
最も基本的な動作で、難しい動作であると言えます。
キャストしてボトムまで落としますが、フリーフォールかラインテンションをかけたカーブフォールが良いかは場所や水深などで判断します。
ボトムまで着いたらゆっくりズル引きします。底を切らさないようにゆっくり巻きます。
難しいのは、根がある場合に大げさに跳ね上げると魚が逃げる場合があります。根があった場合でもなるべくスローに根をかすめるように巻けるようになると釣果がアップします。
ボトムバンプ
ズル引き中に時折リグを跳ね上げます。あまり高く跳ね上げないようにご注意下さい。
大体20㎝～30㎝跳ね上げるイメージです。リアクションバイト狙いという意味が大きいですが、ズル引きだけでは全くあたりが無い場合に、広範囲に波動を送ってアピールする狙いもあります。
上記、ズル引き、ボトムバンプを複合的に使用することで、よりあたりが多く取れる場合があります。
まとめ
以上が、ダイワ アーバンシュリンプのインプレでした。チニングについては、近年色々なワームがリリースされてますが、良く釣れるワームの一つだと思います。
厳寒期での使用がよく書かれてますが、ハイシーズンで色んなワームを投げてチヌがスレた時に、このワームで釣れたことがよくありました。
チニングについては、プレッシャーが年々高まってますので、このようなナチュラル系のワームを持っておくと効果的だと思います。
